「不貞をしたからと言って女性に慰謝料を払わせるこの社会は狂っている」――岸田穂乃花「女も慰謝料を払う時代」出版記念インタビュー

岸田穂乃花(きしだほのか)氏

―本日は取材にお越しいただきありがとうございます。今回出版される「女も慰謝料を払う時代」につきまして執筆に至ったきっかけは何だったのでしょうか?

岸田:昨年私は夫と離婚をしたのですが、その際に慰謝料を払わなくてはいけなくなり愕然としたことがきっかけです。女性は常に慰謝料を貰う側だと思っていたのですが、まさか請求されることがあるなんて青天の霹靂でした。

―離婚の原因を具体的にうかがってもよろしいでしょうか?

岸田:私自身の不貞です。

―なるほど、それでは女性であっても慰謝料を払うのが当然かと思いますが。

岸田:それはあなたがこういったお仕事をされていて優秀だからでしょう(笑)普通の女性はまず女性が男性に慰謝料を払うことがあるなんて想像もつかないと思いますよ。

―あまりそうは思いませんが、もしかしたら同じような認識の方もいるかもしれませんね。内容について少し教えていただけますか?

岸田:この本では女性が慰謝料を貰うことが当たり前だと信じ込まされている恐ろしい社会の歪みや男性に対する偏見、そして女性が慰謝料を払わされてしまうケースを多数紹介しています。また、自らの体験を通じて弁護士という人間たちが如何に愚かで残酷で冷酷なのかについても述べています。弁護士の男性に憧れる女性は多いと思いますが、彼らは平気で女性に慰謝料を迫る差別主義者ですから信用してはならないと、全女性たちに警鐘を鳴らす内容となっています。

―社会的な歪みと仰いましたが、岸田さんはその歪みをどう改善していくべきだと考えていますか?

岸田:まずはこの本に書いてある通り「女性も慰謝料を払わされることがある」という知られざる残酷な現実を周知することが大切だと思います。そして法律や社会的な風潮を変えていく必要があります。女性の方が社会的に立場が弱いことは明白なのですから本来男性に慰謝料を貰う権利なんてないはずです。また、こういった発言をすると弱者男性たちから陰湿な非難や誹謗中傷を受けることが常なのですが、社会全体でもっと女性の発言に寛容な土壌を作り支援していくことが必要です。

―そのためには意識改革が必要ですね。具体的にはどのようなことが必要だとお考えですか?

岸田:例えば男性が被害者であると主張したからといって女性が加害者であると思ってはいけません。人間の感情や心といったものはそんな単純で極端な二元論で語れるものではないのですから、男性が被害者であると主張したとしてもそんな主張を聞かされた女性もまた被害者なのだと社会全体が一丸となって配慮しなくてはいけません。このような意識を常に持つことが必要だと思います。

インタビューの最中、スタジオに一匹の子山羊が入ってきた。

―あれ? これは…子山羊ですか?

岸田:(驚きながらも微笑む)はい、そうですね。ちょうど今動物園の撮影を終えたところで一緒に来ちゃいました。

―なるほど。でも、どうしてスタジオに連れてきたんですか?

岸田:あ、これは…実はちょっとしたアイデアなんです。私が考えている新しい本のキャラクターのモデルになってくれる子山羊を探していたんです。偶然、動物園で出会った彼女はとても可愛らしい子山羊で一目惚れしてしまったんです。

―そうなんですね。でも、よく動物園から許可がおりましたね。

岸田:許可? そんなもの取っていませんよ。

―え? 勝手に持って来ちゃったんですか?

岸田:勝手になんて言い方は失礼じゃないですか? それに彼女は人懐っこい子山羊なので大丈夫ですよ。ちゃんとハンドリングされているので安心してください。

子山羊はスタジオの中をうろうろして、ふとした拍子に岸田の足元に寄ってきた。

岸田:(笑いながら)可愛いですね、彼女はとても人懐っこいんですよ。

―本当に可愛いですね。でも、これは盗難にあたるのではないですか?

岸田:盗難だなんて、私は女性ですよ? そんなこと言われるわけがないじゃないですか。それに今私は動物たちの生態や自然環境に興味があるんです。そこで彼らの生き様や自然環境の変化による影響などを物語やイラストで表現することができたら面白いと思ったんです。

―わかりました。それでは最後に今後の岸田さんの予定を教えていただけますか?

岸田:はい、今後はこの子と一緒に新しい本の制作に力を入れていこうと思っています。そのために自然環境や動物たちの生態についてさらに調べ深めていく予定です。

―素晴らしいですね。また、読者の方々に向けてメッセージがあればお願いします。

岸田:はい、私は今後も女性の権利についての活動と並行して、自然と動物たちの美しさや大切さを伝えることを目指し創作活動を続けていきたいと思っています。どうぞ、これからも応援していただければ幸いです。

―ありがとうございました。今日は貴重なお話を聞かせていただき、子山羊にも癒されました。またお会いできることを楽しみにしています。

岸田:こちらこそありがとうございました。また機会がありましたら、お話しできることを楽しみにしています。

※このインタビューはフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

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