「こだわるべきは音楽ではなくmisono的であるということ」――ニューアルバム「土 -ツチ-アルバムが1万枚売れなかったら俺たちもうCDを発売することはできないどころか生き埋めになります」でisonoが目指した境地とは?

―まずは、今回のアルバム「土 -ツチ-アルバムが1万枚売れなかったら俺たちもうCDを発売することはできないどころか生き埋めになります」について教えてください。どのようなアルバムに仕上がっているのでしょうか?

isono:まあ自分で言うのも何だけどかなりカッコいいアルバムに仕上がったと思うよ。

―今回のアルバムは特にご自身が常日頃からリスペクトを表明されているmisonoの雰囲気が色濃く出ているような印象がありますが?

isono:まぁ自然と出ちゃうよね。俺の音楽を作ったのは彼女なんだから真っ直ぐに作ったつもりでも気付けばそっちに寄っているというかね。SNSとか見てると「isonoはオリジナリティがない」とか「misonoのパクリだ」とか分かってないやつが好き勝手書いてるんだけど、全然違うよって。ブルース生まれがブルースシンガーになることを否定するバカがいるかよって話で。

―いつもインタビューの度に「音楽にこだわりがない」と仰っていたのに、意外です。

isono:もちろん、俺は特に音楽にこだわりがあるわけじゃない。でも、misonoの雰囲気がどうとか俺のルーツに関わるボールを投げられたらムキにならざるを得ないよ。音楽がどうとかじゃなくて生き方的な部分だから、misono的であるということは。そこには異常なほど執着してるよ。

っていうか彼女ほどのシンガーがあのアルバムを期に公約通りCDを出していないっていうのは世の中にとって本当に大きな損失だと思っていて。発売当時あんなに批判されたのに、それなのに律儀に公約を守っていて本当に偉いのに、もっと評価されるべきだよね。彼女の復活を願う意味でも今回はそこにこだわってみたという感じかな。

―では今回のアルバム制作の過程において、misono的なこだわりはどのように現れていましたか?

isono:まぁ自分が歌う曲だからこそ自分が歌いやすいようなメロディーや歌詞にすることにはこだわったかな。あとは、アレンジやサウンド面も、自分がカッコいいと思えるものになるように工夫しているよ。それがつまりmisono的ってことだから。

―サウンド面では凄く進化したように感じました。変化させず、前回のアルバムから真っ直ぐに進化したというか。

isono:まぁそれは多分最近ハマっている鉄球の影響が大きいかな。めっちゃ面白いんだよ鉄球。

―鉄球ですか? どういうことでしょうか?

isono:いやね、鉄球って競技があるんだよ。その名も「鉄球投げ」ってやつ。ヨーロッパとかで盛んなんだけど日本でもあるんだよ。競技場に行って鉄球を投げて距離を競うんだよ。

―なるほど、それは面白そうですね。どうして鉄球にハマったんですか?

isono:いやね、音楽をやってるとどうしても気持ちが落ち込んじゃうことがあるんだよ。でも、鉄球を投げるとすっきりするんだよ。鉄球を握って思いっきり投げるとストレスが吹き飛んじゃうんだよ。

―それは良いストレス解消法ですね。でも、音楽と鉄球ってどういうつながりがあるんですか?

isono:うーん、つながりっていうかどっちも自分の世界を表現することができるっていう共通点があるんだよね。音楽で自分を表現することもできるけど鉄球投げでも自分の力を出せるっていう感じがあるんだよ。

―なるほど、そういうことですね。それでは鉄球投げについてもっと聞いてみたいです。どんな鉄球を使うんですか?

isono:鉄球ってサイズが色々あって自分の体格や力に合ったものを選ぶんだよ。俺は50kgの鉄球を使ってるんだけど重さによって投げ方も変わってくるんだよね。

―そうなんですね。鉄球投げに必要なトレーニングなどはありますか?

isono:もちろん、トレーニングが必要だよ。筋力をつけたりスピードを上げたりするために練習に励んでるよ。でも、一番大事なのは、自分の感覚を磨くことだと思うんだよ。どこに力を入れるかどこを緩めるか、投げるタイミングや角度など全部自分の感覚で決めることができるようにならないと上手くならないんだよ。

―なるほど、それは音楽と似ていますね。感覚で表現することが大切なんですね。

isono:そうそう、それが一番大切なんだよ。鉄球投げも音楽も自分の中にあるものを表現することができるんだ。だから自分の感覚を磨くことでより自分らしい表現ができるようになるんだ。

―それは素晴らしいですね。最後に鉄球投げにハマっている人にメッセージをお願いします。

isono:鉄球投げって、本当に面白いよ。音楽に疲れたときにストレス解消にもなるし自分自身を表現することができるんだ。是非、一度やってみてほしいんだ。きっと楽しめると思うよ。

―ありがとうございました。鉄球投げについての情熱を感じました。今後のご活躍をお祈りしています。

isono:また鉄球投げの話を聞いてほしいな。楽しい話がいっぱいあるから。

isono NEW ALBUM

「土 -ツチ-アルバムが1万枚売れなかったら俺たちもうCDを発売することはできないどころか生き埋めになります」

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2023/6/1 release

※このインタビューはフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

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