「同級生らのいじめ認定」大阪市の小5自殺 市教委の判断を覆す 毎日新聞

 大阪市立小5年の女子児童(当時11歳)が2019年、いじめを受けたと示唆するメモを残して自殺した問題で、市の第三者委員会は27日、女児が同級生らのいじめを受けていたと認定した上で、自殺に至る要因の一つだったとする調査報告書を市に提出した。「いじめ行為は確認できなかった」とする市教委や学校側の判断を覆した。

 女児は19年9月、学校を欠席して自宅マンションで亡くなった。服のポケットから見つかったメモには「学校で死ねって言われた」などと書かれていた。

 第三者委がいじめとして認定した行為は8件。複数の友人に貸した金銭を返してもらえない▽同級生らから「死ね」と言われた▽苦痛を感じるような言動が同級生にあった――ことなどだった。

 報告書は、女児が小3~4年の時点で「学校が楽しくない」と校内のアンケートに答えるなど学校生活への負担を感じていたと指摘。5年に進級すると「死にたい」と漏らすなどその傾向が強まるなかで、いじめの苦痛が加わって自ら命を絶つに至ったと結論づけた。

 学校側の対応についても、低学年時からの女児の言動が教員の間で情報共有されず、注意を払えていなかったと批判。いじめに対する認識が不十分で、その後の対応にも不備があったとした。

 市役所で記者会見した女児の母親は「報告書で多くの人に事実を知ってもらい、生きづらい子が一人でも少なくなれば娘は報われる。子どもの命を一番に考えて、楽しく安全安心な学校にしてほしい」と語った。

 市教委の多田勝哉教育長は「報告書の内容を重く受け止め、真摯(しんし)に対応していきたい」とコメントした。松井一郎市長は記者団に「市教委が重大ないじめ事案として取り上げなかったことに問題があった。教育現場ではそういう臆測を持たずに最悪の結果を想像しながら対処してもらいたい」と述べた。【松本紫帆】

https://news.yahoo.co.jp/articles/71edd333a70802d84335a1be9c991cef02ece1cd

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