習い事をやらせる金も甲斐性もないけどせめてこれぐらいはということで「こどもちゃれんじぷち」というのをやっています。そんで昨日、新しいおもちゃが届きました。
色を学ぶための玩具「色リン」。
Benesseなので赤と青と黄色(学会三色旗カラー)は2か月ぐらい前から送られて来ていたのですが、白と緑と黒は昨日初めてやってきた。
昨日遊んでいるとき、突然白いヤツ(白リン)が行方不明になりました。
遊ぶスペースなんて狭いし、落としても隠しても直ぐに見つけられるはずなのに、ふと目を離した瞬間に忽然と消えました。
まるで神隠しにあったかのよう。
「あれ? 白リンどこいった? 隠した?」と聞いても、光ちゃんも分からないみたい。
「うーん、どこだろう、わかんなーい」って言いながらずっと探していました。
結局昨日は見つからず仕舞い。
でもさ、さすがに手に入った瞬間になくすなんて可哀想だろうと思って、今日もテレワークをいいことに光ちゃんが保育園に行っている間に部屋中を探してみた。
それでも全く見つからなかった。
拗ねて隠れてしまったのだろうか。
白リンはとても安田大サーカスのHIROさんに似ているというのに。
どうしたもんだろうと思ったとき、天啓があった。
そうだ、誰もいないところを指差して「お化け!」とか突然「何の音?」とか言い出す神秘の力を秘めた光ちゃんのことだ、きっと光ちゃんが望めば出てくるに違いない。
そんなファンタジーなことを思う自分にクスッと笑いつつ、光ちゃんを保育園に迎えに行って帰る途中、こんなことを言ってみた。
「昨日いなくなっちゃった白リンは、きっと光ちゃんが会いたいと思えば直ぐ会えるんだよ。お家に帰ったら白リンに会いたいと思ってみてね」
「うん!」
元気よく返事をした光ちゃん2歳と5か月。
本当に伝わっているか分からないけど、なんかこんなやり取り凄くいいなぁとか思った。
家に帰って直ぐに光ちゃんの手と足を洗いリビングに解き放つ。
それから保育園鞄の中身を取り出したりしていると、光ちゃんが俺のところ駆け寄ってきた。
「白リンいたよ!」
その手にはどこを探してもなかったはずの白リンが!
「え!? どこに!?」
「うーん、どこだろう~」
何度尋ねても教えてくれなかった。
「どこを探しても本当になかったのにね……」と彼女もゾッとした顔をしていた。
7つまでは神のうち。
宝くじを当ててくれ。