09 大切な人の、その存在に感謝しているかについての○×問題

 問題文を読み、大切な人の、その存在に対する感謝を持ったコミュニケーションであれば○を、そうでなければ×を付け、その理由を述べなさい。

【問題】
 その存在に感謝しているので、さりげない言葉や態度の中にも敬意を感じ取ってもらえるよう、注意を払った。
【答え】○
 どうでもいい人には丁寧な言葉遣いやきめ細やかな心配りをするくせに、大切な人にはいい加減な喋り方やぞんざいな態度をする人が多い。逆だ。大切な人にこそ敬意を持って、丁重に接するべきだ。
 憧れの有名人やアイドルなどを前にしているイメージを持てば簡単だろう。何かを手伝うときでも、「やってやる」ではなく「やっておく」と言ったり、言葉一つを取っても恩着せがましくならないよう注意を払い、余計なストレスを掛けたり傷つけたりしないように、一緒にいて安心感を持ってもらえるように配慮しよう。
 親しくなると相手を侮辱したり、無礼に振る舞う愚かな人も多いもの。
 敬われて嬉しくない人間はいないのだから、どうでもいい人たちよりも大切な人を尊重しよう。

【問題】
 その存在に感謝しているので、外見を褒めた、内面を褒めた、行動を褒めた、考え方を褒めた。
【答え】○
 恥ずかしいとか照れ臭いとか、そんな言葉で自己愛を優先させず、大切な人は褒めて褒めて褒めまくろう。感情の損得もお金の損得と同等の価値を持つから、褒めることを損だと感じるようであれば、感謝が足りない。
 すでにその存在から沢山の得をもらっているのだから、いくら大切な人に得をさせても損はしないのだから、積極的に褒めるべきだ。
 それに、可愛いとかカッコイイとか、外見を褒めたり、優しいとか素晴らしいとか内面的を褒めたりしていると、大切な人もどんどん磨かれていくものだし、自分自身もどんどん自己暗示にかかって大切な人がより一層素晴らしく見えてくる。褒めない手はないのだ。

【問題】
 その存在に感謝しているので、一番のファンであるかのようにふるまった。
【答え】○
 大切な人と会話をしているとき、「あんなにも大変な経験をしたあなたが、次はどんな未来を描いていくんだろうね」、「あのときあんなに頑張っていたんだから、きっと何もかも上手くいくよね」等、目の前のことだけではなく、過去の具体的なエピソードを交えて、ずっと応援している、一番近くにいるファンなんだという伝え方をしていこう。
 誰もが自己愛を抱えていることを思えれば、大切な人の承認欲求を満たしてあげたいと思えるはずだ。
 この言い方はとても心に響くものだから、残念な人たちは過去のネガティブなエピソードばかりを引きずり出してきて、「あのときもダメだったから必ず失敗する」、「だからお前はダメなんだ」等、大切な人を支配するために使おうとする。
 そのようなことのないよう、大切な人を喜ばせるためだけに使っていこう。

【問題】
 その存在に感謝しているので、話を聞くときはスターにインタビューをするときのように尋ねた。
【答え】○
 大切な人が落ち込んでいたり疲れていたりするとき、「どうした? 何かあった?」と、普段の調子で尋ねても口ごもるときがある。人間は複雑なので、「喋りたいけどどう話していいか分からない」とか、「つまらない話をして嫌われたくない、迷惑をかけたくない」という気持ちが働いていることもある。そんなときは、「今日あったことで一番嫌だったことを三つ教えて」と言ったり、「私は今日こんなことがあってこんな気分だったけど、あなたはどうだったの?」といった、インタビュアーのような相手が答えやすい尋ね方をしていこう。
 誰もが自己愛を抱えていて、自分の話をしたいこと、話を聞いてもらうと少し気持ちが軽くなることを思って、大切な人のストレスを軽減していこう 。
 本当に喋りたくないようだったら、風のようにスッとその場を離れよう。

【問題】
 その存在に感謝しているので、自分が持っている物を分け与えた。
【答え】○
 大嫌いな人から「飲めよ」と言われて飲みかけのペットボトルをグイと突き出されたらパワハラ、セクハラに当たるが、好きな人にこれをやられたら間接キスとなる。
 自分のケーキもお金も、赤の他人とはシェアできないけど、大切な人とはできる。
 このような経験を大切な人と一緒に沢山学ばせてもらうと、絆は深まるし、心の障壁が柔くなってあらゆることを他の人ともシェアできるようになり、人生はもっと楽に、自由になる。大切な人のためにも、自分のためにも、こういった経験を沢山させてもらおう。

【問題】
 その存在に感謝しているので、大切な人の趣味を尊重した。
【答え】○
 ネットの有名なコピペで、夫のプラモデルを勝手に捨てたら夫の様子がおかしくなったという悲しいお話がある。
 僕らは自己愛の強い生き物なので、自分以外のものに夢中な姿を見て嫉妬してしまうことがあるけれど、大切な人のその存在に感謝をしていれば、趣味を尊重することなど当然のことだ。
 大切な人が好きなものにハマって喜んでいる姿を見ることに気持ち良さを感じられる、そんな素敵な自分に会っていこう。

【問題】
 その存在に感謝しているので、思い通りにならない我が子の行動や言動も余裕を持って見守ることができた。
【答え】○
 別の意志を持った人間なのだから子供が自らの思い通りにならないことなど当たり前のことなのだが、心の余裕を失ってしまった親は一方的に迷惑を掛けられている、損をさせられていると感じ取ってしまい、子供にキツく当たってしまう。
 一度立ち止まって、その愛嬌や愛らしさ、行動の一つ一つからどれだけの学びや幸せを貰っているかを思えれば、心に少し余裕が生まれ、優しくなれる。

【問題】
 その存在に感謝しているので、暴力をふるい出した彼氏に毅然とした態度で「そんなことをしてはいけない」と伝えた。
【答え】○
 存在に感謝するということは、卑屈になって大切な人の言うことを何もかも受け入れることではない。
 感謝をしているからこそ、相手の将来も思いやることが出来る。
 面倒くさいし恐いので、我慢していればいいやと自己愛を優先させず、自分とのコミュニケーションを通して大切な人が歪んでいかないように注意を払おう。
 それでも愚かな行為をやめないようであれば、関係を断つというのも思いやりだ。問題行動が悪化する前に距離を置こう。

【問題】
 その存在に感謝しているので、出来る限り嘘をつかないように、誠実であろうと心掛けた。
【答え】○
 興味のないお誘いを受けた際、「その日は予定があるのでいけません」と軽く嘘をつかないと角が立つことがあったり、前述の通り脳には作話をする性質があるので、僕たちは意識的にも無意識的にも沢山の嘘を重ねて生きている。
 しかし、その存在に感謝している、この大切な人にだけは誠実でありたいと願い、なるべく嘘をつかないように心掛けて接していれば、自分自身も大切な人から嘘をつかれたり、適当な言葉で誤魔化されるという先入観が薄れていき、「この人とだけは本音で喋れる」とか「この人は裏切らない」といった安心感が芽生えてくる。

【問題】
 その存在に感謝しているので、大切な人がイヤがることはたとえ見えていないところでもしたくないと思い、無造作に机の上に置かれたスマートフォンの中も見ようとしなかった。
【答え】○
 浮気や不倫の証拠集めをして裁判に持ち込もうとしている場合は別として、恋人やパートナーの交友関係が気になってしょうがないという劣等感の強い人がいる。
 スマホの中身を覗き見て、その人のことをもっと理解したい、弱みを握りたい、他に誰かいないか確認したいというおどろおどろしい自己愛より、大切な人が嫌がることはしたくない、プライバシーを尊重したいと思えれば、このような行動をしたいとは思わなくなれる。

【問題】
 その存在に感謝しているので、大切な人の自主性を尊重したいと思った。
【答え】○
 このような思いで接することが出来れば、伸び伸びと生きている大切な人の幸せを尊重でき、恋人や夫婦の関係においては束縛をしようなどとは思わなくなる。親子の関係においては、子供が行きたいと望む道を応援することが出来る。

【問題】
 その存在に感謝しているので、別れを告げられたときも、相手の幸せを思って笑顔で受け入れた。
【答え】○
 恋人や夫婦関係において大切な人から別れを告げられた際、捨てられた惨めな自分に会いたくなくて大暴れをしたり、殺人事件を起こしたりする人がいるが、その存在に感謝をしていればこのようなみっともないマネをしないで済む。
 相手の意志、判断を尊重し、自分自身が辛くとも、もう十分に得をさせてもらったという思いから、「今までありがとう」と笑顔で別れることが出来る。