9月7日「退院~お義母さん登場」

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朝早くから病院に向かうと、彼女はとてもテンションが高かった。

退院が本当に嬉しいと何度も繰り返していた。

だけどその顔には相当な疲れが見えていた。

母子同室になっての二回目の夜を超えたわけだけど、全然寝られなかったんだって。

神経過敏になっていて赤ちゃんのなんでもないちょっとした声でもビクッとしちゃうそうな。

夜中でもギャンギャン泣き出してオムツをかえたりおっぱいをあげなきゃいけない。

この逃れられない闘いが延々と続くであろうことに精神的にまいってしまっているご様子。

だけど今日は退院の日。

家に帰ればきっとリラックスして取り組める……!

そんな気持ちだったのだろう。

静かに喜びを噛み締めているようだった。

タクシーで家に戻ると、そこはワンダーランド。

恩師たちにいただいたベッドとお布団に赤ちゃんを寝かせ、一緒に笑った。

お義母さん登場

その日の夜、今日から三週間ほど彼女の面倒を見ていただくということで、僕はお義母さんをお迎えに東京駅へ。

なんとか会えてお連れした。

帰宅後、豪華に歓待してあげて欲しいという彼女のお願いで沢山取ったお寿司とビールとケーキでお出迎え。

なんだか、一気に室内の雰囲気が変わった。

昨日までは自分だけの家だったのに、突然他人の家に居候している気分になった。

いろんなことがありすぎてなんだかボーッと過ぎゆくままを見ているまま。

今日から完全に新しい生活が始まる。

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