【一般コミック】「生活保護」がテーマ!「柏木ハルコ」先生の「健康で文化的な最低限度の生活」! 感想 レビュー

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健康で文化的な最低限度の生活

今回ご紹介する作品は「柏木ハルコ」先生の「健康で文化的な最低限度の生活」です。

Amazonさん紹介文

新卒公務員の義経えみるが配属されたのは福祉事務所。

えみるはここでケースワーカーという
生活保護に関わる仕事に就くことになったのだが、
そこで生活に困窮した人々の暮らしを目の当たりにして――

新聞メディアはもちろん、
現職のケースワーカー、医療、福祉関係者の方も注目する本格派ドラマ!

[生活保護]に向き合う新米ケースワーカーたちの奮闘劇、開幕!

キッツ!

すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する――タイトルは、学校でも習った日本国憲法第25条から

表紙を一目見たときはピンクだし、頬が赤いし、恋愛ものかなぁ……なんて思っていたのですが、全然違って「生活保護」がテーマの作品でした。

主人公「義経えみる」ちゃんは大学を卒業し、区の公務員となりました。配属先は福祉保健部生活課。生活保護受給者とのやり取りをする部署です。

一話目からハード……いや、デス級でキツいです。お婆ちゃんと子供だけで安そうな団地に暮らしている受給者宅を訪問すると、部屋の中におしっこの臭いが充満している。子供はしっかりとしているから、あのニコニコとしたお婆ちゃんが認知症になったのかもしれない

……おいおい、どうすんだよ、子供もいるのに……。

さらに担当エリアの住人から終業間際に「自殺します」と電話が。折り返しの電話を入れるが、お宅に訪問しなくていいものかと逡巡しながら帰宅。翌日、その住人が自殺したと同僚から聞かされる

……いやぁ、キツいですね。

いろんな受給者がいます。身体中に入れ墨を入れた人や、影で借金をしている人、心を病んでいる人、本当に生活保護じゃなきゃ成り立たないような生活をしている人……。

一緒に働く仲間たちも、「みんな頑張ってるんだから働くべき!」と受給者を激励する熱血漢もいれば、「一人一人真面目に対応していたら身体が持たない」と心を殺している先輩もいる。

受給する側もされる側も多彩な人間像が描かれているので、物語に非常にリアリティがあります。目を背けているだけの現実をありありと見せつけてくれます。

また、この絵柄が素敵ですね。劇画タッチだと深刻過ぎるし、可愛すぎてもダメだから。

笑える。泣ける。考えさせられる。リアルなものがお好きな方、是非。

健康で文化的な最低限度の生活