Amazon Kindle Unlimited で 読める オススメの 漫画をご紹介。
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今回ご紹介する作品は 「いがらし ゆみこ」 先生、「芝 風美子」先生の「パパはオカマさん」です。
2018年1月9日現在、全3巻読み放題です!
Amazonさん紹介文
大学生だったてつやは初めて見たオカマ・麗子ママにすっかり魅了されてしまった。
麗子ママのスカウトに圧倒され、リズという芸名ももらって、気づけばゲイバーで働くことに・・・。強引で物怖じせず、いつも笑いを忘れない!
そんな放し飼いの魑魅魍魎のようなゲイたちに迎えられ、リズの毎日は過ぎて行った。ある日、ママが引退し、リズはこの道でやっていこうと決心をして・・・。
パーフェクトなイケメン
紹介文の「放し飼いの魑魅魍魎のようなゲイたち」という一節、最高ですよね。
まだオカマやゲイが奇異で面白いものとして扱われていた時代の作品ですので、ちょっとそこらへんに敏感な人は読まない方がいいでしょう。
っていうか、この作品に出てくるパパは「オカマ」っていうよりも奥さんも子供もいる完全にノーマルで「パーフェクトなイケメン」なんですよね。
女性と見間違うような美形でお金持ちでオシャレで清潔感があって、優しくて寛容で繊細さとユーモアがあって女心を熟知しているからワガママで子供っぽい奥さんを全て受け止めてくれます。
ただ、オカマ白書もそうですけど、性同一性障害とかLGBTなんて言葉も流行っていない頃のオカマのイメージって、ドギツい下ネタと密接な結び付きがありましたからね。
それを少女漫画の中で女性の作家さんたちが描こうとするから、どこか違和感のある台詞回しになってて面白いんです。
「ママ、あんまり悩まないでね。なにかあったらチ◯ポコくらい吸ってあげるから。ちゃお!」
「つまらない噂話はあたしたちの太いキ◯タマでかっとばしてやりましょ」
(※男性向け作品の言い回しなら前者は「抜いてあげる」、後者は「竿」がふさわしいハズ。特に玉は全体に含まれるものと勘違いされている節があるようで、三巻でキン◯マ芸として「火吹き」や「マドラー」が紹介されるが、いずれも玉では不可能な芸当である)
面白いだけじゃなく、被差別の立場から説かれる人間愛も素晴らしいものがあります。
ご近所からは「気持ちが悪い」と罵られ、息子は「パパがオカマだ」と学校でイジメられ、一緒に働くオカマたちからは「結婚してて子供もいて幸せな家庭があって許せない」と妬まれる。
屈辱に耐え、涙を流すこともありますが、それでも誰かを恨んだりせず気高く美しくユーモラスにそれをはねのけていく主人公。
全部ひっくるめて、涙あり笑いありの素敵なショータイム!
女性は勿論のこと、男性にもオススメです。
是非!
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