工夫次第で本は売れるか!? 出版不況の波に抗う企画者たちについて

2017年8月16日

覆面販売 再生なるか文庫市場 出版社別→著者別へ

 ■新刊を絞り厳選

 出版不況下で販売不振にあえぐ文庫本のテコ入れを図ろうと、作り手と売り手が知恵を絞っている。内容の一部を隠して興味をかき立てたり、書店の棚での陳列を一新したり。ポケットに入る手軽な一冊を届ける地道な作戦の効果やいかに? (海老沢類)

 当店文庫第1位を独走中!-。東京都江東区にある紀伊国屋書店ららぽーと豊洲店のレジ脇のワゴンに、そんなうたい文句を冠した文庫本が平積みされている。

 女性死刑囚の凄絶(せいぜつ)な生を描く、早見和真さんのミステリー『イノセント・デイズ』(新潮文庫)。手にとると、直木賞作家の辻村深月(みづき)さんが書いた巻末の「解説」がフィルムで閉じられていて、読めないのに気づく。

 「物語の本質に寄り添う解説。そのすばらしさをアピールしつつ、あえて見えないようにすることで『読みたい』気持ちになる」と同店の平野千恵子さん。発売から2週間ほど過ぎた3月中旬に解説部分を覆い、〈未読の方は絶対に読了後に〉などと記した宣伝文を挟んだ。すると売れ行きは約10倍に急伸。1店だけですでに1600冊以上を売った。

 試みの背景に、単行本が出た3年前の苦い経験がある。当時、一読し魅了された平野さんだが、宣伝の妙案は浮かばずじまい。文庫化で再度めぐってきた機会に、助けとなったのが新たに添えられた人気作家の解説だった。書名と著者名をカバーで覆う覆面販売で話題を呼んだ「文庫X」のヒットも背中を押した。平野さんは「工夫次第で本は売れる。文庫本は書店にとって“リベンジ”のいい機会でもある」と話す。

(以下略)

http://www.sankei.com/life/news/170731/lif1707310020-n1.html

頑張れ仕掛人!

昨年の文庫Xの大ヒットは痛快でしたね。

内容が内容だけに、沢山の人に届く意義も大いものでした。

今回仕掛けた方も凄いね、一つのアイデアで1600冊も売るなんて天才ですよ。

こういう方に歩合で給料って上乗せされてんのかな? ボーナスとかだけじゃなくて、その都度。

Amazonさんで電子書籍は直ぐ読める、紙の本も明日届く時代。

これからも本屋さんが生き残るには「目利きがいる」というイメージを作ることだと思う。

そのためにはギャラを弾まないといかんよね。