Amazon Kindle Unlimited で 読める 胸に来る作品 を ご紹介。
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今回ご紹介する作品は、「西原 理恵子」 先生、「高須 克弥」 先生 の、 「ダーリンは70歳 / 高須帝国の逆襲」です。
サイバラvs高須院長!熟年恋愛を赤裸々に描いた大人気作品「ダーリンは70歳」のスピンオフ本です。破天荒なマンガの内容は真実なのか?西原さんの脚色ではないのか?高須克弥院長のロングインタビュー本が、巨大な資金をバックに襲来します。そして西原さんの描き下ろしマンガ「りえくまちゃんとぼく」も収録。感涙の傑作です!
まさに感涙の傑作!
<以下、 ネタバレ を含みます>
表紙は西原先生のパワーのある絵ですが、一枚ページをめくるとパーティ会場にいる高須先生のお写真。
さらにページをめくると、ヘリに乗ってピースサインをしている高須先生のお写真。
イエス、高須クリニック!
本全体としては、西原先生の漫画と高須先生のエッセイが交互に挿入される構成となっています。
タイトルと表紙から、なんとなくハチャメチャな内容を想像していましたけど、全くそんな感じではありませんでした。
パワーのある漫画とスッキリとした文体のエッセイが混ざり合い、ちょうど良い感じです。
それにしても、高須先生は西原先生が好きで好きでたまんないんだろうなって思いましたね。
「彼女のせいでイメージが崩れて大変だ」なんて書き出しておいて、その後は全編に渡って彼女への深い愛情と敬意が文章から滲み出ていて、読んでてニヤニヤしちゃいます。
「お母さんは、その覚悟で、あの時代の女の人たちを助けてあげていたんだね」
「一番大事な用事に、ヘリを使えて良かった」
「どんな神様でもいい、手を合わせている人を見るのが好きだ」
自分とは正反対の環境で生まれ育った彼女は野性的だ、熊だ、カニだと評しつつも、随所で胸に刺さった彼女の言葉を持ち出し、その気高さを強調されます。
西原先生も負けていません。
「くぱぁ」と大股開きで尿漏れを起こしている高須先生が書きたくてしょうがないようで、そんな姿ばかり描かれていました。
……ずっとそんな調子で、「ベタ惚れの高須先生と自由奔放な西原先生」といった構図のまま、最後までいくと思うじゃないですか。
それが、ラスト3ページ。
タイトルと表紙のポップさからは想像もつかないようなショックが待っていました。
やられた。
西原先生の漫画に全部持っていかれた。
夕暮れに浮かぶ言葉。
小さく描かれた熊の姿。
あれほど男性の自尊心をくすぐる表現はないんじゃないかと思うような、素敵すぎる讃え方。
――これだけ深いところで尊敬し合い、愛し合えている夫婦って良いな。
ボリュームも長すぎず短すぎず、笑って学んでジワッと感動出来て面白いです。
愛しい人を思える人に、オススメです。
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