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今回ご紹介するのは、「釋 英勝」先生の「モンキーピープル『人類を食い尽くせ』」です。
2017年4月現在、既巻七巻、全てKindle Unlimitedで配信中です。(あとニ、三巻で完結予定とのこと)
Amazonさん紹介文
『チロロ』 この鳴き声は貴方の夢を叶えてくれる。
『チロロ』 この鳴き声は貴方の命を救ってくれる。、、、
そして、
『チロロ』この鳴き声は貴方の嫌いな人を殺してくれる。
藤共蜂薬品の研究員達は、昆虫を使った新薬の研究中に、とんでもない新種の昆虫に遭遇する!
なんと!!!!!その昆虫は 不治の病を一晩で治す夢の様な『奇跡のクリケット(コオロギ)』だったのだ!!
世紀の大発見と大喜びする研究員達!!・・・・・だが・・・・・遺伝子ハンターによって外国から送られて来た、この新種のクリケット(コオロギ)は、たったの三匹・・・・・・しかも・・・・・・この昆虫には、怪しい気配が・・・・
背筋の凍るエグさ!
<ネタバレを含みます>
こちら元々はヤングジャンプに掲載されていた作品なのですが、あたかも電波系インディーズ作品のようなCG、フォントで攻めてくる表紙が最高ですね!
新薬を研究開発している製薬会社に送られてきたのは、ジャングルの奥地から見つられたという謎の肉食コオロギ。
それは動物にも人間にも襲いかかり、ひと噛みするだけで命を奪ってしまう危険極まりないものでした。
しかし、その身体にはあらゆる癌細胞を消滅させてしまう力があり、砕いて薬にすれば地球上から癌の恐怖を消し去ることが出来ます。
製薬会社の職員たちはそんなノーベル賞ものの新薬を発明、販売しようと、このコオロギを大量に繁殖させ、癌の特効薬を作ろうとしますが……。
じっくり、しっかりと緊張感が積み上げられていく四巻まではサスペンスホラー。
それ以降は急激に加速していくパニックホラーへと作品全体の流れがガラッと変わり、飽きません。
マンホールのフタが外されたかのような丸出しの人間たちもたまらないし、緻密に描き込まれたコオロギのグロテスクなまでのリアルさが本当に恐ろしくて気持ち悪くて、ちょっとコオロギがダメになりそうなほどです。
妖怪や幽霊やゾンビではない、リアリティのある恐怖、パニックが味わいたい方に強くオススメします。
七巻の巻末に書いてありましたが、残念なことに作者の釋先生は長年の作家生活から肩を痛めてしまい、現在は30分か1時間ごとにリハビリ体操が必要な状況にあり、次の巻が出るまでに時間がかかってしまうとのことです。
次巻配信までに是非チェックを!
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